高橋誠一郎 公式ホームページ

1-0-1、「ロシアの社会と文化」のページ構成 

1-0-1、「ロシアの社会と文化」のページ構成 

2-0、「専攻入門(世界文学)」(ロシア文学)のページ構成と授業概要

 

「ロシアの社会と文化」のページ構成

 ロシア国旗220px-Russland_Relief

(ロシアの国旗、ロシアの地形図、「ウィキペディア」より)

リンク→1-0-2、テキストと参考書

Ⅰ、授業概要

北方の大国ロシアは日本とも国境を接し、経済関係の発展も期待される重要な隣国であるが、政治体制が異なっていたこともあり、その風土や歴史はあまり知られていない。

この講義ではビデオ教材も活用しつつ、ロシアの歴史を縦糸にして横糸にロシアの文学や音楽、さらには映画などを編み込むことで、日本にも深い影響を及ぼしてきたロシアの文化と社会を紹介する。

また随時、現代ロシアの情報も紹介することで、ロシア社会の今後の行方や領土問題を抱える日露関係の今後を探る。

国際情勢の変化などに対応してシラバスの内容を変更することがある。

(ロシア語の知識は必要としない)。

Ⅱ、到達目標

  1. 隣国・ロシアの歴史をきちんと認識する。
  2. ロシアの文学作品や映画、音楽をとおしてロシアの社会や文化を理解する。
  3. ロシアの近代化の問題点を認識する。
  4. 日露関係についても考えることができるような知識を持つ。

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(レオン・バクスト作、バレエ《火の鳥》のコスチューム、図版は「ウィキペディア」より)

 

Ⅲ、授業計画(2017年度

①4月13日 ガイダンス 「不思議の国」ロシア――風土と歴史

②4月17日 ギリシャ正教の受容とロシアの文字

③4月20日 ロシアの民話とプーシキン ――『ルスランとリュドミーラ』

④4月24日 比較という方法——キエフ大公国の滅亡とモスクワ公国の台頭

➄4月27日 イワン雷帝からピョートル大帝へ――ピョートル大帝の改革と日本

⑥5月1日 ピョートル大帝からエカテリーナ2世へ――文化政策とロシアのバレエ

⑦5月8日 エカテリーナ2世の治世の光と影――エルミタージュ美術館と農奴制・対外政策

⑧5月11日 日本の漂流民とロシアからの第1回使節団

⑨5月15日 隣国・ロシアと日本――シベリア鉄道をめぐって

⑩5月18日 プーシキンとロシア文学――『エヴゲーニー・オネーギン』から「青銅の騎士」へ

⑪5月22日 トルストイ『戦争と平和』(1)――戦争と個人

⑫5月25日 トルストイ『戦争と平和』(2)――「正義の戦争」と「祖国戦争」

⑬5月29日 江戸時代の日露戦争の危機と商人・高田屋嘉兵衛――長編小説『菜の花の沖』

⑭6月1日 クリミア戦争とツルゲーネフの『その前夜』

⑮6月5日 「暗黒の30年」から「大改革」の時代へ――農奴解放とモスクワ「赤の広場」

⑯6月8日 「大改革」の時代とソ連崩壊後のロシア――映画《こねこ》

⑰6月12日 「鬱蒼たる森」と泉の謎——『罪と罰』と《森は生きている》

⑱6月15日 バルカン問題と露土戦争——『アンナ・カレーニナ』

⑲6月19日 日露戦争から第一次ロシア革命へ――長編小説『坂の上の雲』とロシア

⑳6月22日 「モスクワ芸術座」の劇《かもめ》とロシア・バレエ団の《火の鳥》

㉑6月26日 第一次世界大戦(1914~18年)とロシア革命

㉒6月29日 ソ連の誕生と混乱――スターリンと映画《イヴァン雷帝》

㉓7月3日 ナチス・ドイツのソ連侵攻――映画《僕の村は戦場だった》

㉔7月6日 戦後の復興とシベリア開発――映画《シベリヤ物語》

㉕7月10日 ロシアの映画と音楽――ロシア文学とのかかわりを中心に

㉖7月13日 アニメ映画《雪の女王》と映画《風の谷のナウシカ》――『罪と罰』との関わりをめぐって

㉗7月17日 原水爆の実験と宇宙への進出競争――映画《惑星ソラリス》

㉘7月20日 チェルノブイリ原発事故――ソ連の崩壊からロシア連邦へ

㉙7月24日 現代ロシアの芸術・文化―― コンチャロフスキー監督と黒澤監督レポート提出日)

㉚7月27日 今後の日露関係と比較という方法の重要性――授業のまとめ


Ⅳ. 参考書と指定図書(2017年度)

参考書

栗生沢猛夫『図説 ロシアの歴史』、 河出書房新社

目次:第1章 ロシアという国  第2章キエフ・ロシア(キエフ大公国)―ロシア史の揺籃時代  第3章「タタールのくびき」―モンゴル支配下のロシア 第4章 モスクワ大公国―ユーラシア帝国への道  第5章 近代ロシア帝国1 ー貴族と農奴のロシア  第6章 近代ロシア帝国ー苦悩するロシア 第7章ソヴィエト・ロシア―社会主義をめざすロシア 第8章  ペレストロイカからロシア連邦へ―今日のロシア

9784309762241

指定図書(図書館・指定図書コーナーに配架予定)

藤本和貴夫編『ロシア学を学ぶ人のために』世界思想社

第1章 ロシアの大地と住民 第2章 多民族国家としてのロシア 第3章 ロシアの祝祭・儀礼 第4章 ロシア思想と精神風土 第5章 文化の視点で見たロシア 第6章 ソ連邦の崩壊と新政治体制の模索 第7章 市場経済化の背景とゆくえ 第8章 メディア論からのグラノスチ 第9章 ソ連・ロシアの科学技術―崩壊の淵に立つロシアの科学技術 第10章 十月革命とは何だったのか―ソ連崩壊とソ連史再検討の試み 第11章 日本のロシア学・ロシアの日本学

富田佐知子『エルミタージュとサンクト・ペテルブルク』 (ユーラシア・ブックレット)、東洋書店

目次: 1,歴史のなかのサンクト・ペテルブルク 2,エルミタージュの誕生 3,エルミタージュ美術館のコレクション収集史 4,美術館案内

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森田稔著『ロシア音楽の魅力 : グリンカ・ムソルグスキー・チャイコフスキー』東洋書店

1 グリーンカ(ロシア音楽におけるグリーンカの位置;生まれと教育;イタリア遊学 ほか) 2 ムーソルグスキイ(ムーソルグスキイとは何者か;生い立ち;青年時代とバラーキレフへの師事 ほか) 3 チャイコーフスキイ(チャイコーフスキイの魅力;生まれと教育;モスクワ音楽院 ほか)

野崎韶夫『ロシア・バレエの黄金時代』新書館

バレエの王国 名作とその舞台 チャイコフスキーとその作品 マイヤ・プリセツカヤの芸術 舞台を支える人たち 舞台の人びと イン・メモリアム 世界のバレエ、ロシアのバレエ 曲目解説

山田和夫『ロシア・ソビエト映画史 : エイゼンシュテインからソクーロフへ』キネマ旬報社

第1部 帝政ロシアの映画 第2部 レーニンの時代―「十月」から「ネップ」へ 第3部 スターリンの時代 第4部 スターリン晩年からソ連邦解体へ

*テキストや参考書についての説明は、授業中に行う。

2015年度

指定図書(図書館で閲覧可能

1,栗原成郎『諺で読み解くロシアの人と社会』 (ユーラシア・ブックレット)、東洋書店

目次:1,諺とは何か 2,農奴制のロシア 3,ロシア人の食生活 4,ロシ人の家・家族・人生

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2,沼野恭子『ロシア文学の食卓』、日本放送出版協会

第1章 前菜 第2章 スープ「第一の料理」 第3章 メイン料理「第二の料理」 第4章 サイドディッシュ 第5章 デザート 第6章 飲み物

3,井上徹『ロシア・アニメ—アヴァンギャルドからノルシュテインまで』 (ユーラシア・ブックレット)、東洋書店

目次:1 ロシア・アニメの先覚者スタレーヴィチ 2 アヴァンギャルド美術から漫画アニメへ 3 映像と音楽―ツェハノフスキーの実験 4 「ソビエト版ミッキーマウスを創り出そう」―ディズニー化の波 5 戦前の人形アニメ―プトゥシコの軌跡 6 戦中・戦後のソビエト・アニメ―民話への回帰 7 遅い雪どけ―ヒトルーク、カチャーノフ 8 切り絵アニメの詩人ノルシュテイン 9 巨匠たちの後で―1980年代から現在まで

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4,大島幹雄『ボリショイ・サーカス』(ユーラシア・ブックレット)、東洋書店

目次:はじめに―ボリショイサーカス誕生秘話 第1章 クマ使いのルーツ―ロシアの大道芸 第2章 見世物小屋からサーカスへ―近代サーカス誕生 第3章 ロシアに渡った日本人芸人 第4章 サーカスと革命 第5章 思い出に残る芸とアーティスト 第6章 二十一世紀のボリショイサーカス

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 1-1、ガイダンス 「不思議の国」ロシア――風土と歴史

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