高橋誠一郎 公式ホームページ

ドストエーフスキイの会

FAQ

4-1,「ドストエーフスキイの会」例会一覧(第218回~第246回)

このサイトを開設してからも転載してきた「ドストエーフスキイの会」例会の回数も増えました。

第218回以降の「ドストエーフスキイの会」例会一覧を掲載します。

 

ドストエーフスキイの会、第246回例会(合評会)のご案内

ドストエーフスキイの会総会と245回例会(報告者:泊野竜一氏)のご案内

ドストエーフスキイの会、第244回例会(報告者紹介:野澤高峯氏)のご案内

ドストエーフスキイの会、第243回例会(報告者:赤淵里沙子氏)のご案内

ドストエーフスキイの会、第242回例会(報告者:齋須直人氏)のご案内

ドストエーフスキイの会、第241回例会(報告者:高橋誠一郎)のご案内

ドストエーフスキイの会、第240回例会(合評会)のご案内

ドストエーフスキイの会総会と第239回例会(報告者:清水孝純氏)のご案内5月2日
 
ドストエーフスキイの会、第238回例会(報告者:木下豊房氏)のご案内2017年3月12日
 
ドストエーフスキイの会、第237回例会(報告者:大木貞幸氏)のご案内12月31日
 
ドストエーフスキイの会、第236回例会(報告者:熊谷のぶよし氏)のご案内10月26日
 
ドストエーフスキイの会、第235回例会(報告者:金沢友緒氏)のご案内8月28日
 
ドストエーフスキイの会、第234回例会(合評会)のご案内7月2日
 
第47回総会と233回例会(報告者:杉里直人氏)のご案内2016年5月5日
 
ドストエーフスキイの会、第232回例会(報告者:芦川進一氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第231回例会(報告者:田中沙季氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第230回例会(報告者:長瀬隆氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第229回例会(報告者:冷牟田幸子氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第228回例会(合評会)のご案内
 
ドストエーフスキイの会総会と227回例会(報告者:樋口稲子氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第226回例会(報告者:槙田寿文氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第225回例会(報告者:泊野竜一氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第224回例会(報告者:木下豊房氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第223回例会(報告者:北岡淳也氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第222回例会(合評会)のご案内
 
ドストエーフスキイの会総会と第221回例会(報告者:福井勝也氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第220回例会(報告者:堀伸雄氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第219回例会(報告者:金洋鮮氏)のご案内
 
ドストエーフスキイの会、第218回例会(報告者:中本信幸氏)のご案内  
 
なお、「ドストエーフスキイの会」のホームページには、第1回からの発表者と題名が、第167回からは報告者の「報告要旨」と「傍聴記」、そして「事務局便り」が掲載されています。
リンク→HP(http://www.ne.jp/asahi/dost/jds)でご確認ください。
 

2016年の国際ドストエフスキー・シンポジュウムのお知らせ

2016年の6月7日から10日にかけて第16回国際ドストエフスキー・シンポジュウムがスペインのグラナダで開催されます。詳しい内容についてはリンク先で情報をご確認ください。

 第16回国際ドストエフスキー・シンポジュウムの情報

  リンクhttp://www.ugr.es/~feslava/ids2016/index.html 

 国際ドストエフスキー学会(IDS)の情報

  リンク→ http://www.dostoevsky.org/

今回も多くの研究者の方に参加して頂けることを願っています。

(これまでのシンポジュウムについては、下記の著作の第3部を参照してください)。

 

33

リンク→ドストエフスキー その対話的世界

   (ブログ記事より、再掲)

Ⅰ-3,ドストエーフスキイの会、第218回例会報告要旨のお知らせ

 

報告者:中本信幸氏

報告者紹介 (神奈川大学名誉教授、東京外語大ロシア語学科卒。専攻は、ロシア文学・演劇。2004年のチェーホフ没後百年記念委員会の運営委員長。演劇評論家。07年、日本の文化勲章に当たるロシア最高のプーシキンメダルを受賞。「チェ―ホフのなかの日本」「エカテリナ2世物語」などの 著書がある。)

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題目:ドストエフスキーとチェーホフ」

 

ドストエフスキー(1821‐81)とチェーホフ(1860‐1904)は、同時代人である。両者は出会ったことはなかったが、チェーホフはドストエフスキーに深く馴染んでいた。

1)チェーホフは青年時代からドストエフスキーの作品に親しんでいた。

「わたしの生活はこんなにも豊富で、こんなにも複雑で、こんなに多彩で・・・・。でもそれにしても、わたしは不幸だわ!わたしはドストエフスキー好みの苦悩者ですわ・・・。わたしの心を世界の人に見せてやって、ヴォリデマール,この憐れな心を見せてやって!あなたは心理学者なんですもの。ここでこうして話し込んでまだ一時間とたたないうちに、わたしのことはもうすっかり、何から何までおわかりなんですもの!」(チェーホフ『謎の性格』1883、松下裕訳)

以上のように、チェーホフの初期作品にドストエフスキーの影響がうかがわれる。

チェーホフの多幕物戯曲のひとつ『ワーニャ伯父さん』から。

「一生を棒に振っちまった!ぼくだって才能もあるし、頭も冴えているし、勇気もあって・・・  まともな生き方をしていりゃ、ショーペンハウエルにも、ドストエフスキーにもなれたかもしれない!ぼくは、なんでこんな下らんことを!ぼくは頭にきている・・・ お母さん、ぼく、やけっぱちだ!お母さん!」と、ヴォイニツキーがぼやく(チェーホフ『ワーニャ伯父さん』第3幕、1899)。

2)なぜか旧ソ連時代のロシアでは、「ドストエフスキーとチェーホフ」を扱った論考はあまり刊行されていなかった。しかし、1970年代から「ドストエフスキーとチェーホフ」を扱う論考が相次いで刊行されるようになる。

ベールキン著『ドストエフスキーを読む』(モスクワ、1973)、クレショフ『チェーホフとドストエフスキー』(『チェーホフ論叢ヤルタ』モスクワ、1978)、ミハイル・グロモフ『チェーホフとドストエフスキー:大いなる対立』(ミハイル・グロモフ『チェーホフに関する本』モスクワ、1989)、ゲオルギー・ベルドニコフ『チェーホフとドストエフスキー』(『ゲオルギー・ベルドニコフ選集2』モスクワ、1986)など。

3)ドストエフスキーとチェーホフの多彩で豊饒な相関関係があぶりだされた。その一端を紹介する。ドストエフスキーの『永遠の夫』(1869‐1870)の主人公の苗字はヴェリチャンニノフで、チェーホフの『中二階のある家』(1896)の女主人公たちはヴォルチャニノフ家の令嬢リージヤ・ヴォルチャニノワとその妹ジェーニャ・ヴォルチャニノワである。その他多くのドストエフスキーとチェーホフの相関関係にスポットを当てる。チェーホフの『サハリン島』(1895)、(短編『黒衣の僧』)(1893)。

創作技法の点でも:ドストエフスキーのA・コルヴィン・クルコフスカヤ宛の手紙(1864年12月14日付け)は、作家の技量は「彫琢・余分のものを削ること」と強調している。これは、チェーホフの有名な箴言「簡潔は才能の姉妹」と照応する。

 

――― 参考文献:『現代に生きるチェーホフ』(東洋書店、2004)、清水正『チェーホフを読め』(鳥影社、2004)、Кулешов В.И. «Чехов и Достоевский:великое противостоние»(-Кулешов В.И . Чехов и Достовский. В кн. Чеховские чтения в Ялте  Москва 1978)、Бердников Г.П.   Чехов и Достоевский  Вк. Бердников Г.П Избранные работы в двух томах  Т.2.—–М.1986、Михаил Громов  Книга о Чехове, М. 1989 .

 

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例会の時間と場所、および前回例会の「傍聴記」や「事務局便り」など詳しくは、ドストエーフスキイの会のHP(http://www.ne.jp/asahi/dost/jds)でご確認ください。