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ヴィスコンティの映画《白夜》評を「映画・演劇評」に掲載しました

ヴィスコンティの映画《白夜》評を「映画・演劇評」に掲載しました

昨夜書いたブログ記事では、ラジオから聞こえてきたナチスの宣伝相ゲッベルスの演説から受けた衝撃と対比しながら、クリミア戦争の前夜に書かれたドストエフスキーの『白夜』の美しい文章に何度も言及していた掘田善衛氏の『若き日の詩人たちの肖像』にふれました。

それゆえ、今回はヴィスコンティの映画《白夜》評を「映画・演劇評」に掲載しました。2002年に書いたものなので今から10年以上も前の記事になります。

しかし、現在の日本では近隣諸国に対する威勢のよい言葉が国会で語られ、さらに副総理がナチスのやり方を賞賛するような発言をし、改憲を目指すことを公言している総理が終戦記念日に「不戦の誓い」を省くなどの言動が見られる一方で、市街地でもヘイトスペイーチを繰り返さす行進が堂々と行われるれるなど軍靴の響きは日ごとに高まっています。

このような流れの危険性を冷静に判断するためにも、ドストエフスキーの小説『白夜』や映画《白夜》は、もう一度見直されるべき作品といえるでしょう。

 

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