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「Ⅳ、黒澤明・小林秀雄関連年表」を更新

「Ⅳ、黒澤明・小林秀雄関連年表」を更新

 【スタンバーグ監督の映画《罪と罰》】などを追加した前回に続いて、「年表」のページにある標記の「Ⅳ、黒澤明・小林秀雄関連年表(1902~1998)」に新たな項目を追加し、誤記を訂正しました。

なお、前回の更新では【チャップリン監督の《独裁者》】を追加していましたが、それは黒澤映画《夢》がこの映画からも強い影響を受けていると思われるからです。

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 今回の主な追加事項は、1935年に公開された山本嘉次郎監督の映画《坊つちゃん》と1936年に公開された映画《吾輩は猫である》で、これらはまだ見ていないのですが、文芸作品の映画化という視点からも重要だと思えます。 

黒澤明と小林秀雄の芥川龍之介観を比較した際には、映画《羅生門》にも言及していたのでこの映画がグランプリ言及した1951年9月のヴェネツィア国際映画祭においてグランプリを受賞したことも記しました。

また、石原慎太郎の『太陽の季節』がヒットした時期は、原発推進の流れが加速した時期に重なっていました。このこととの関連で1975年に小林秀雄が、都知事選で後に原発推進だけでなく、核武装も唱えることになる石原慎太郎の推薦人となったことを記し、1995年12月には高速増殖炉「もんじゅ」でナトリウムの漏洩による火災事故があったことも記載しました。

 

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