1998年には余興で〈五分兄弟盃〉の儀式が行われていたが、そこにはジャニー喜多川の他と電通、自民党、石原プロ、テレ朝などの関係者が参加していた。参加者については別の投稿者のツイートがまとめている。
「暴力団ミニ講座」によれば、 〈五分兄弟盃〉とは「擬制の血縁関係で結ばれている」暴力団の身分関係を成立させる「盃事」と呼ばれる儀式である。
すなわち、「親分子分の血縁関係を特定するための儀式」である〈親子盃〉はよく知られている。暴力団組織においては、「子分相互の間においても厳重な上下関係があり」、その中身は「五分の兄弟」「五厘下りの兄弟」「四分六の兄弟」「七三の兄弟」「二分八の兄弟」に分かれており、「その差が開くほど服従関係が」強まる。そして「五分の兄弟」とは「上下関係なしの対等な関係にある兄弟分」のことをいう。
つまり、ジャニー喜多川の他と電通、自民党、石原プロ、テレ朝などの関係者 はヤクザの〈五分兄弟盃〉の儀式のまねごとを行っていたことになる。
ここで問題としたいのは、このような「擬制の家族関係」が、明治末期に成立した「天皇=国民の父、国民=天皇の赤子という家族国家観」を模倣しているおり、それは文鮮明夫妻を「真の父母」とみなす統一教会(世界平和統一家庭連合)の家族観にも反映しているように思われることである。
ジャニーズ問題の奥深さ――統一教会や自民党との繋がり